ELAN(エラン) PG 81の飛距離などは? 実釣インプレ(レビュー)コスパ最高ロックフィッシュ用ベイトリール

ELAN(エラン) PG 81 インプレ(レビュー)コスパ最高ロックフィッシュ用ベイトリール

ロックフィッシュ用のベイトリールと言えば、アブ・ガルシア、ダイワ、シマノのリールを使っている人が多いと思いますが、少しマイナーなメーカーではありますが、テイルウォークから発売されているベイトリール『ELAN(エラン) PG 81』は、ロックフィッシュ用ベイトリールに必要なスペックを満たす、コストパフォーマンスの高いリールです。

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もちろん、これまでご紹介したロックフィッシュ用ベイトリールも、必要なスペックを満たすリールで、色々なブログやサイトなどでおすすめ商品として紹介されています。

新しいベイトリールを買い換えようと思って、ダイワにしようかアブにしようか悩み、様々なインプレを見ていて、ふと目に止まったのが、ELAN(エラン) PG 81でした。

早速注文し、先日手元に届きましたので、スペックや実際の写真も合わせ、細かいスペックなどをご紹介します。

 

目次

ロックフィッシュに必要なハイギア・ラインキャパ・ドラグ力は申し分ないスペック

とても自己主張の強い箱が届きました。

スペックを見てみると

  • ギア比:8.1:1
  • ベアリング:10BB+1RB
  • 自重:198g
  • 糸巻量:20lb 100m
  • 巻取の長さ:89cm
  • ドラグパワー:6.5kg

当初、買おうか悩んでいた「REVO ELITE IB ROCKET9(レボ・エリート アイビー ロケット9)」のスペックが

  • ギア比:9.0:1
  • ベアリング:10BB+1RB
  • 自重:195g
  • 糸巻量:20lb 80m
  • 巻取の長さ:93cm
  • ドラグパワー:7kg

若干スペックは違うものの、それほど大差はない感じです。

中身の細かい部分や、ブレーキシステムなど違いがあるとは思いますが、メインどころのスペックはクリアしています。

 

ネオプレーンカバーと専用オイルが付属しています

箱を開けてみると、ネオプレーンカバーと専用オイルが付属していました。

オイルは少し多めのボトルに入っており、ニードルタイプなので注油しやすそうです。

リールカバーは、巾着袋のタイプではなくネオプレーンカバーで、ロッドにリールを装着したまま被せられるカバーなので、険しい山道などを歩く際に重宝しそうですね。

 

赤と黒のツートンカラーでコンパクト軽量ボディ

デザインは、赤と黒のツートンカラーで結構派手です。

形はシマノにちょっと似ている感じで、手に収まりやすいコンパクトボディ、持った感じの重さは、軽すぎず重すぎずといったところ。

使われている素材は、耐久性と耐腐食性に優れているアルミニウム合金 TSAL2が使われています。

ハンドルは、カーボン製の95mmパワーハンドルでEVAノブです。

 

20lbのフロロラインが100m巻ける深溝スプールで放出がスムーズな楕円形リングガイド

スプールは深溝スプールで、20lbのフロロラインが100m巻けます。

リングガイドは楕円形になっていて、フロロカーボン20lbクラスの太いラインでもスムーズに放出できるようになっています。

もちろんですが、防錆ベアリングも採用されていて、ソルトウォーターでも使用可能です。

 

ブレーキ調整が少し不便なのがデメリット

採用されているブレーキは遠心ブレーキです。

そして、個人的にエランPGの最大のデメリットは、サイドプレートを外さないとブレーキ調整できないことです。

購入する前からわかっていたことですが、このブレーキ調整は結構面倒くさくて、慣れるまで時間がかかりそうです。

ブレーキのメモリは、0〜6番まであって、数字が大きくなるほどブレーキが強くなります。

調整の仕方は、ブレーキ部分のギザギザに爪を当てて、ダイヤルを動かします。

結構硬いので力を入れて回してください。

 

エランPGを買った最大の理由は値段の安さ(コストパフォーマンスが高い)

ロックフィッシュ用に使えるスペックは十分に満たしていたものの、マイナーなメーカーなので、故障した時のアフターメンテナンスやパーツの取り寄せや、実際に使用している人の意見や情報が少ないなど、心配な部分はあったのですが、即決した理由は、値段の安さです。

REVO ELITE IB ROCKET9(レボ・エリート アイビー ロケット9)が定価46,000円で実売価格35,000円ほどだったので、同じぐらいのスペックのエランPGは、どれだけ安くても25,000円ぐらいかなと思っていたのですが、実際に見てみると(Amazon)、定価19,000円で実売価格15,379円+送料でした。
※ずっとこの価格かはわかりませんが。

予算の半値ほどとなれば即決してしまいますね。

 

PEライン用に浅溝(シャロー)スプールもあればと思っていたらかなり安く購入できた

私は、フロロカーボンラインとPEライン両方を、釣り場に合わせて使い分けますので、前のリールでも、もう一つスプールを用意し違うラインを巻いていました。

そのこともあり、替えスプールなどのカスタムパーツの種類が豊富な、アブ・ガルシアのリールを検討していたのです。

しかも、価格が定価4,800円+税と、スプールまで格安で購入することができました。

ただし、マイナーなメーカーで取り扱っているお店がほぼないので、取り寄せになると思います。
※取り寄せてから2週間ほどで到着しました。

[ss url=”http://tailwalk.jp/reel/elancustomduralumin/” width=”150″ class=”alignleft” alt=”” rel=”nofollow” ext=1 title=”ELAN DURALUMIN SPOOL” caption=”このページを釣具店で見せれば取り寄せてくれます。” ]

 

エランジェラルミンスプールは軽量浅溝(シャロー)スプールで遠心ブレーキ(新ブレーキユニット)

購入したスプールとエランPGの純正スプールを比べてみると、エラン専用ジュラルミンスプールの浅溝具合がよく分かります。

パッと見た感じは、プラスチックのように見えますが、マットな質感のジェラルミン素材で作られています。

口径は35mmで、かなり軽量に作られています。

ベアリング部分はおそらく同じで、シャフトが少しだけ違います

もちろん、ソルト対応です。

 

ブレーキシステムはダイヤル式ではなくブレーキシュー(ピン)仕様

ブレーキ設定部分も大きく違い、ジャラルミンスプールの方は、ブレーキシュー(ピン)を引き出して調整するタイプで、エランPGよりも後に発売されているスプールなので、新しいブレーキシステムとなります。

実際に装着してみると、印象がガラッと変わりますね。

 

PEライン1.5号を100mほど巻いて丁度いいぐらいのラインキャパ

ラインキャパは、HPのデータではナイロン・フロロライン12lb 100mとなっており、PEライン1.5号を下巻きなしで、100m巻いても余るぐらいです。

スーパーファイアーライン1.5号を80mぐらい巻いてこれぐらい余裕があります。

実釣時には、100m〜150mぐらい巻いて行きたいと思います。

 

実際に使用してみると飛距離も抜群で巻き心地も良好

※購入から4ヶ月使用してみた感想です。

まず初めに、数ヶ月使用しても特に不具合もなく、ゴリシャリ感や飛距離低下などのトラブルは発生していません

クラッチも軽くスムーズにオン・オフでき、使用経過しても硬くなることはなく、釣行毎に水洗いとオイル注油をしているので特に不具合はありません。

 

ブレーキ設定は3で使用することが多く飛距離も十分

サイドプレートを外しブレーキ設定をしないといけないので、頻繁に設定を変えるのは面倒だなと思っていましたが、基本的にはブレーキ設定3で使用することがほとんどで、思ったより手間はかかりませんでした。

設定3というのは、ノーマルのスプールだと3▶︎の位置、シャロースプール(PE用)だとブレーキシュー(ピン)を3つ効かせた状態です。

小さな調整は、メカニカルブレーキで十分です。

変えることがあるとすれば、風が強く吹いている時で、向かい風が強い時はブレーキ設定を1段階強くする必要があります。

飛距離も十分で、14gのシンカーで60mほど飛びます。

 

エランPGの飛距離早見表

メイン使用タックル

  • ロッド:Daiwa HRF AIR KJ 82HB
  • リール:テイルウォーク エランPG 81R
  • ライン:DUEL Armored® F+ Pro RF 1.5号

使用状況は、ブレーキ設定3・風なし・テキサスリグ(タングステン)・シャロースプール(PEライン)の場合です。

  • 14g:60m
  • 21g:70m
  • 28g:75m

大体これぐらいの飛距離でした。

ノーマルスプール(フロロライン)だと、ここからマイナス10mぐらいです。

 

ハイギアで巻取り量も多いので回収も早く足場が高いところでも使いやすい

足場が高い堤防や磯、張り出した岩の後ろなどで使用してみましたが、やはりハイギアで巻取り量も多いので、ルアーを回収しやすく、ラインを巻き取ってからアワセを入れる時も無理なくできました。

巻き心地もスムーズで、引きが強い個体でも力負けすることなく使用できます。

また、本当はあまり良くないのですが、根がかりした時、少々無理をして引っ張ってラインを切ってもスプールのシャフトが曲がることもなく、何度が磯にぶつけてしまうこともありましたが壊れることはなく、剛性も今のところ問題はありません

 

デメリットはやはりサイドプレートを外しブレーキ設定すること

使用する前から思っていた、サイドプレートを外しブレーキ設定をするところはやはり最大のデメリットでした。

サイドプレートが硬く開けづらくなることもあり、またリールとつながっているわけではないので、何度か落としてしまいそうになる場面もありました。

運悪く海に落としてしまうとパーツ取り寄せになってしまうので、サイドプレートを外す時は、落としてもなくすことがない場所で作業した方がいいと思います。

 

ベイトリール本体とシャロースプールを約20,000円で買えるコストパフォーマンスが高いエランPG

エランPGは、ロックフィッシュ用としてのスペックは十分に満たしていて、使われている素材や使用感も申し分なく、一流メーカーと引けを取らないほどのベイトリールだと思います。

さらに、リール本体とシャロースプールを合わせて購入しても、約20,000円ほどで、あと10,000円高くても十分に元が取れると思えるほど、コストパフォーマンスが非常に高いリールです。

 

実際に使用している動画はこちらです

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まとめ

  • ロックフィッシュに必要なハイギア・ラインキャパ・ドラグ力は申し分ないスペック
    ネオプレーンカバーと専用オイルが付属しています
  • 赤と黒のツートンカラーでコンパクト軽量ボディ
  • 20lbのフロロラインが100m巻ける深溝スプールで放出がスムーズな楕円形リングガイド
  • ブレーキ調整が少し不便なのがデメリット
  • エランPGを買った最大の理由は値段の安さ(コストパフォーマンスが高い)
  • PEライン用に浅溝(シャロー)スプールもあればと思っていたらかなり安く購入できた
    エランジェラルミンスプールは軽量浅溝(シャロー)スプールで遠心ブレーキ(新ブレーキユニット)
    ブレーキシステムはダイヤル式ではなくブレーキシュー(ピン)仕様
    PEライン1.5号を100mほど巻いて丁度いいぐらいのラインキャパ
  • 実際に使用してみると飛距離も抜群で巻き心地も良好
    ブレーキ設定は3で使用することが多く飛距離も十分
    エランPGの飛距離早見表
    ハイギアで巻取り量も多いので回収も早く足場が高いところでも使いやすい
    デメリットはやはりサイドプレートを外しブレーキ設定すること
  • ベイトリール本体とシャロースプールを約20,000円で買えるコストパフォーマンスが高いエランPG

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