前回の『3種類あれば大丈夫!ロックフィッシュを始める時に揃えたいシェイプ(形)から選ぶおすすめのワーム』でもお伝えした通り、ロックフィッシュを始めたい方や専門に狙わないが気軽に始めたい方などに、まず揃えて欲しいワームのシェイプ(形)をご紹介しました。
次に重要になってくるのが、ワームのカラーです。
ロックフィッシュだけに限らず、様々な釣りに使われるワームには数え切れないぐらいのカラーラインナップがあり、それぞれの場所や状況、時期などに合わせて使い分けなくてはいけないのですが、その中からいざ選べと言われても、初心者の方にはチンプンカンプンなはずです。
だからと言って、全ての種類のカラーを購入することもできませんし、どの状況でも必ず釣れる一色がある訳でもありません。
そこで今回は、これだけあれば、とりあえずはどの状況でもなんとか対応できる、最低限揃えておきたい、超簡単に3種のジャンルから選ぶロックフィッシュおすすめワームカラーの選び方をご紹介します。
※あくまでも個人的な意見です。
ド派手系・ナチュラル系・ラメクリア系の3種のジャンルから一色ずつ揃える
ワームカラーは、釣り人にとって永遠のテーマとも言えるほど、数え切れないぐらいの種類があり、発売されたばかりのワームだと6色ほどですが、人気でロングセラーのワームになると、多いもので50色近くのラインナップがあったりします。
いきなり極論を言ってしまえば、その時の状況に合えば、どのカラーでも釣れます。
ですが、その日その時の状況で、釣れやすいカラーと釣れにくいカラーがあり、たまたま釣りをした日に買ったワームのカラーが当たればいいのですが、必ず釣れるオールマイティーなカラーがある訳ではないので、何種類か揃える必要があります。
しかし、専門に狙わない人や初心者の方で、いきなり販売されているカラーを全種類揃えようと思っても無理があり、できれば、何種類かに絞って選びたいはずです。
そんな時におすすめしたいワームカラーの選択方法が、ド派手系・ナチュラル系・ラメクリア系の3種のジャンルから一色ずつ選ぶ方法です。
ワームカラーをジャンル別に分けて選べば少ない種類で幅広くローテーションできる
より多くのワームカラーが手持ちにあれば、それに越したことはないのですが、より絞ったワームカラーを選ぶ時に注意しないといけないは、被った色を選ばないことです。
例えば、ウォータメロンとグリーンパンプキンのナチュラル系や、ピングとオレンジの派手系など、色は違いますが、似たようなジャンルです。
選ぶ種類を絞る場面であれば、ナチュラル系2色を揃えるよりも、ナチュラル系とアピール系2色の方が、少ない種類で幅広くローテーションできます。
それと同時に、ワームの透明度も考えた選び方をします。
例えば、透き通った色クリア系と、べた塗りされたマット系などを分けて選ぶ方法です。
その理由は、ワームの透明度は海水の中での見え方が大きく変わるためです。
- 透明度が低い=アピール高
- 透明度が高い=アピール低
この二つの方法を考えてワームカラーを選ぶと、大雑把なりに少ない数でも、幅広く状況に合わせてローテーションできます。
ワームのカラーは天候・水質・活性に合わせて多種多様にローテーションする必要がある
では次に、ワームカラーの使い分けはどのようにすればいいのか?
その日その時の状況は、毎回釣りに行くたびに変わりますし、その時に選んだワームカラーじゃないと絶対釣れない時もあれば、どんなカラーでも釣れる時があったりと、一概には言えないところがあります。
しかし、ワームのカラーを、その日その時の天候・水質・活性に合わせて選び、それを念頭に置き、カラーローテーションすることで、ロックフィッシュを釣る確率を上げることができます。
曇っている・濁りがキツい・活性が高い時はド派手系のカラー
曇っている時や雨が降った後で海水が濁っている時は、ワームの色やシルエットがぼやけて見えにくくなります。
そのような状況であれば、ド派手系カラーのワームを選びます。
透明度が低いマットな着色がされた、レッド・オレンジ・イエローなどの原色系のアピールカラーが有効です。
ド派手なカラーは、海中でもシルエットがはっきり見えやすく、遠くからでもワームを見つけることができます。
また、晴れていて濁りがなくても、活性が高い魚にも有効なカラーなのです。
晴れている・水がクリア・小魚を捕食している時はラメクリア系カラー
晴れている時や海水が澄んでいる時は、ワームの色やシルエットがはっきりと見えやすくなります。
そのような状況であれば、ラメ入りのクリア系カラーのワームを選びます。
透明度が高いクリアな色をした、透明・薄い水色・薄い紫などのシルバー・ゴールド系のラメ入りのカラーが有効です。
クリア系のカラーは、海中で自然な色に見えやすく、魚に警戒心を与えにくい色で、よりエサに近く見えさせることができます。
また、小魚を捕食している場面にも有効なカラーです。
スレている時・活性が低い時はナチュラル系カラー
天候や水質に関係なく、魚がスレている時や活性が低い時は、岩や藻などのストラクチャーに近い色や、より甲殻類に近い色が、警戒心が強い時や食いが渋い時に効きます。
透明度が低すぎず高すぎない、グリーンや茶色などで黒系のラメが入ったカラーが有効です。
魚が普段水中で見ている、より自然な色に近いワームカラーは、アピール力が弱い分、違和感を和らげやすくなります。
これらの状況を念頭に置きワームカラーをローテーションさせる
ここまで説明したことは、あくまでも基本的なワームカラーの選択で、釣りの難しさでもあるのですが、だからと言ってこれが正解という答えがないのです。
晴れていて、活性が低くても、ド派手系カラーのワームの反応が良かったり、曇っていて、濁りがきつくても、クリア系カラーのワームの反応が良かったりと、理論とは全く違うことが度々起こります。
状況でワームカラーを選ぶことも大事なのですが、ここで一番大切なことは、ワームのカラーを上手くローテーションさせることです。
そうすることで、その日その時の正解が早くわかり、イレギュラーな状況でも対応しやすくなると思います。
3つのジャンルから絞ってワームカラーを選択することだけでも、ロックフィッシュを釣り上げることはできるのですが、あくまでも、3つしか選べない場合の話です。
より細分化されたワームカラーを選択する(ラインナップをもっと増やす)と、さらに一歩踏み込んだ釣り方ができますので、それもまたご紹介したいと思います。
まとめ
- ド派手系・ナチュラル系・ラメクリア系の3種のジャンルから一色ずつ揃える
ワームカラーをジャンル別に分けて選べば少ない種類で幅広くローテーションできる - ワームのカラーは天候・水質・活性に合わせて多種多様にローテーションする必要がある
曇っている・濁りがキツい・活性が高い時はド派手系のカラー
晴れている・水がクリア・小魚を捕食している時はラメクリア系カラー
スレている時・活性が低い時はナチュラル系カラー
これらの状況を念頭に置きワームカラーをローテーションさせる
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