メバルが釣れる時期や生態・習性・最大サイズなど『独特なロックフィッシュ』

メバルが釣れる時期や生態・習性・最大サイズなど『独特なロックフィッシュ』

ロックフィッシュの中でも、他の者とは少し違う独特の習性をもったターゲットがメバルです。

一般的にはロックフィッシュと分類されていますが、ボトム(底)にべったりと付いているわけでもなく、時間帯によっては水面付近まで顔を出したり、群れで行動したりと、他のロックフィッシュとは全く違う方法で狙わなくてはいけない特殊なロックフィッシュと言えます。

キジハタ(アコウ)やオオモンハタのように大きく成長することもなく、一見あまり人気のないロックフィッシュのように思えますが、独特なゲーム性の高さでありながら手軽に狙えるターゲットとして、数年前から人気急上昇中のロックフィッシュがメバルなのです。

一旦渋れば、容易に口使ってくれない気難しさや、逆に数時間で2桁釣果が出たりと、メバルは釣り人を熱くさせます。

コンスタントに釣り上げるためには、人並み以上の経験と高度なテクニックを要する恰好のゲームフィッシュである、メバルの生態や習性、よく釣れるシーズン(時期)などをご紹介します。

 

メバルはアカ・クロ・シロと3種に分類されている


※出典:WEB魚図鑑

メバルは、カサゴ目フサカサゴ科を代表する魚です。

ところが、一言でメバルと言ってもその種類は様々で、2008年に国内の専門家により遺伝子レベルで細かい種別分けが行われ、「アカメバル(A型)」「クロメバル(B型)」「シロメバル(C型)」の3種に分類されました。

とはいうものの、それらの分類方法は、胸ビレの軟骨(胸鰭軟条)の本数を数えるという単純な方法で見分けることができます。

それよりも大事なのは、それぞれに生息環境や習性も異なる部分があることです。

 

アカ・シロメバルは北海道南部から九州に分布するがクロメバルの分布域は狭い

アカメバルとシロメバルは、北海道南部から九州までと、全国的な分布が見られますが、青っぽい体色のクロメバルの生息域は限られた範囲なのです。

クロメバルは暖流色が濃く、太平洋側では茨城県あたり、日本海側では島根県あたりまでに生息していると言われています。

しかし、北陸や東北でも少なからず釣果情報があるため、ほかの地域にクロメバルが生息していないとも断言できないところではありますが、数は非常に少ないことに変わりはありません。

もし、生息外の場所で背中の青っぽいサバのようなメバルが釣れて、胸ビレの軟骨を数えてみたらクロメバルかも知れませんね。

 

メバルは種類によって異なる習性がある

アカ・クロ・シロと分類されたメバルは、それぞれの種類によって居つく場所や行動範囲などが変わってきます。

先ほど、胸ビレの軟骨(胸鰭軟条)の本数によって種類を見分けられると述べましたが、具体的な見分け方と合わせてご覧ください。

  • アカメバル
    体色が赤や金に近い色をしていて、胸ビレの軟条数が15本あります。
    基本的に藻場に生息していて、ストラクチャーに居ついている傾向にあります。
  • クロメバル
    体色がやや青っぽく、胸ビレの軟条数が16本あります。
    潮通しのいい岩礁帯や防波堤などを好み、その周辺を回遊するため、メバルの中で最も行動範囲が広い種類です。
    表層まで上がってくることも多いので、ハードルアー(プラグ)でよく釣れ、1匹釣れると立て続けにヒットすることもあります。
  • シロメバル
    体色がやや茶色っぽく、胸ビレの軟条数が17本あります。
    3種の中で最も釣りやすいのがシロメバルで、ある程度のストラクチャーがあれば、どこにでも居着いており、一般的なメバリングで一番釣られているのがこの種類です。
    基本的には、中層からボトムに居ることが多いです。

主な特徴としては、アカメバルは、沖目の藻周りに集まりやすく、クロメバルは速い潮流を好むので、他の2種とはあきらかに定位ポイントが異なります。

シロメバルは、基本的にどこでも居ついており、サイズを問わなければ数釣りが楽しめる種類です。

今は、この分類をきっかけとした明確な釣り分け方というのはそこまで確立されていませんが、今後それぞれの釣り分けパターンが生まれる可能性もあるかも知れませんね。

 

メバルの寿命は10年ほどで最大サイズは40cm級(30cmを超えれば大物サイズ)


※出典:りんたこ@岩崎林太郎

メバルは、他のロックフィッシュ達とは少し違った習性がありますが、成長速度は同じように遅く、地域性や個体差もありますが、一般的な大物サイズである30cmになるには、おおよそ10年かかると言われています。

  • 1年:9cm
  • 3年:15cm
  • 5年:20cm
  • 8年:26cm
  • 10年:30cm

公式な日本記録があるわけではないのですが、ショア(岸釣り)から釣ったメバルの最高記録は、メバリングで有名なりんたこ(岩崎林太郎)さんが雑誌に取り上げられた40cmが最高ではないでしょうか。

40cmクラスのメバルは本当に稀なケースで、一般的には、30cmを超すと大物サイズです。

 

小型〜中型のメバルは群れで行動し上を向いて泳いでいる

上記の映像のように、小型〜中型のメバルは、群れを形成し、頭を上に向けて中層に漂いながらエサを待つ習性があります。

特に小型の方が群れでいることが多く、生まれてから3年くらいまでは大きな群れを作って行動します。

 

大きな個体になるほど群れから外れボトム付近に定位する

小型のメバルほど大きな群れを作りますが、成長するにつれて群れが小さくなり、30cmを超す大物になると単独で行動することもあります。

また、大型はボトム付近に定位しやすく、低活性時やスレが進んだポイントでは、大型は後から釣れるパターンが多いのも特徴的です。

コンスタントに大物を狙うなら、表層や中層でよくヒットしても、底付近を重点的に狙う方がより高確率に30cmクラスのサイズに出会えるのかもしれません

 

基本的に雑食で大型になればなるほどフィッシュイーターになる

メバルは、10㎝程度まで成長する間は、プランクトン類やエビ、カニ、貝類、ゴカイ類などの捕獲しやすいエサを好んで食べます。

体が大きくなると、その分エネルギーが必要になり、小魚類のほかに、イカ類なども手当たり次第食べるようになり、30cmになるほど大きくなると、共食いで小型メバルを捕食しているケースもあります。

 

小型〜中型のメバルを狙うならワーム系 大型を狙うならプラグやメタルジグ系

上記のことから、サイズを問わずコンスタントにメバルを釣るなら、エビやゴカイ系なども演出できる、ピンテール・ストレートやシャッドテールの1〜2インチ程度のワームを使用するのが有効です。

逆に、大型になると高カロリーで大きなベイトを捕食する傾向になるので、シンキングペンシルやミノー、メタルジグなどのハード系を使用した方が有効です。

 

メバルのシーズン(時期)のキーポイントは海水温

メバルは、低水温には比較的強いのですが、20度あたりから低活性化し、22度を超えると浅瀬を離れて水深のあるポイントへ移動してしまいます。

ですので、海水温が20度を超える6〜10月が釣れにくく、それ以外のシーズン(時期)は釣れやすいということになります。

だからと言って、夏場には全く釣れないというわけではなく、小さい個体は一年中浅場にいたりするので、サイズを問わなければ、カサゴと同じように年中楽しめるロックフィッシュでもあります。

 

晩秋から初冬に産仔(産卵)シーズン(時期)を迎え春にハイシーズンを迎える

海水温が上昇する夏場は釣るのが難しいのですが、それ以外の9ヶ月の間は良好なシーズンとなります。

その中でも、12月〜4月頃までがメバルのハイシーズン(時期)となります。

大型が期待できるのが12〜1月終わり頃までの産仔シーズンで、沖に出ていた大型のメバル達が海水温が下がると産仔ために接岸してきます。

※クロソイや一部のカサゴ類にも見られるように、メバルは体内で受精して卵を孵化させ、小魚の状態まで育てて産み落とす「卵胎生」となります。

2月頃の産仔直前になると捕食行動を停止するため一時的に釣りにくくなりますが、それ以前は、巨大なお腹の「ママメバル」の好機となります。

しかし、もっとも大型の個体に出会えるチャンスが多いのがこの産仔の前ですが、資源保護のため、また末長くメバルゲームを楽しむためにも、この季節のメバルはできるだけリリースし(特にお腹が大きい個体)優しく扱いたいところではあります。

その後、産仔から回復した大型の個体も合わせて、メバルにとっての最適水温の15度前後になる春を迎え、サイズを問わず高活性期のハイシーズンに入ります。

 

メバルはある程度の波と潮の流れがある方が釣れやすい

ベタ凪(風がない)のことを「メバル凪」と呼ばれるほど、メバルは海が静かなほど釣れやすいと昔は言われていましたが、活性的に言えば、むしろ風と潮の流れが適度にあったほうが食いが良いのです。

テトラや堤防の壁際などの潮がよく当たる場所や、その付近の潮の流れが交差するポイントなどで溜まっていることが多いのです。

軽量なリグ(ルアー)を扱うメバリングでは、風や潮の流れが穏やかな方が人間にとっては釣りがしやすいのですが、メバルにとってはあまり良くないのでしょう。

 

基本的には夜行性だが釣り方を変えればデイゲームも成立する

メバルは基本夜行性ですが、ワインド釣法や小型のメタルジグなどで狙えば、リアクション的に口を使うことも多く、ストラクチャーの影などに隠れている場合も多いので、ポイントが絞りやすい傾向にもあります。

また、満月などの月の光が強い夜は、ベイトが拡散してしまうためにポイントが絞りにくい傾向があるため、デイゲームの方がよく釣れたりする日もあります。

 

まとめ

  • メバルはアカ・クロ・シロと3種に分類されている
    アカ・シロメバルは北海道南部から九州に分布するがクロメバルの分布域は狭い
    メバルは種類によって異なる習性がある
  • メバルの寿命は10年ほどで最大サイズは40cm級(30cmを超えれば大物サイズ)
  • 小型〜中型のメバルは群れで行動し上を向いて泳いでいる
    大きな個体になるほど群れから外れボトム付近に定位する
  • 基本的に雑食で大型になればなるほどフィッシュイーターになる
    小型〜中型のメバルを狙うならワーム系 大型を狙うならプラグやメタルジグ系
  • メバルのシーズン(時期)のキーポイントは海水温
    晩秋から初冬に産仔(産卵)シーズン(時期)を迎え春にハイシーズンを迎える
  • メバルはある程度の波と潮の流れがある方が釣れやすい
    基本的には夜行性だが釣り方を変えればデイゲームも成立する

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